看護

精神科病院での患者虐待事件まとめ(最近)

最近、「精神科病院で虐待が行われている」というニュースが、たびたび見られます。ここでは、そういった虐待事件の記事を集めてみました。

静岡県沼津市の精神科病院(ふれあい沼津ホスピタル)

50代の男性准看護師が個室で精神疾患の患者の腹部や頭部を繰り返し蹴ったり殴ったりしていた。また他の40代男性看護師も患者に対して暴行する様子が防犯カメラに映っていた。

参考資料)東京新聞 2023.6.21 https://www.tokyo-np.co.jp/article/257989

東京都・八王子市の精神科病院(滝山病院)

内部告発をきっかけに事件が発覚、看護師ら5人が逮捕や書類送検された。元看護師の一人は、先輩から『暴れる患者は暴力を加えないと言うことを聞かない』と言われていた。

参考資料)NHK クローズアップ現代 2023.6.27

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4796/

読売新聞オンライン 2023.4.12

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230412-OYT1T50178/

兵庫県・神戸市の精神科病院(神出病院)

2018年から2019年にかけて、看護師、看護助手の計6人が、重度の統合失調症や認知症の患者7人に対して、虐待行為をしたとして、準強制わいせつ、暴行、監禁などの疑いで逮捕された。

参考資料)東洋経済オンライン 2021.4.15

https://toyokeizai.net/articles/-/422240

残念ながら、こちらの病院は、その後も暴行事件が起こっています。

日本看護協会の動き

これらの問題に対し、日本看護協会会長(福井氏)は、日本精神科看護協会日本精神保健看護学会とともに、「精神科病院における看護職による 患者虐待事件を受けた今後の虐待防止に係る 取り組みの強化に関する共同声明」(2023年5月23日)を発表し、患者虐待防止の取り組みを強化しています。

https://www.nurse.or.jp/home/assets/about/newsrelease/202305026_nl01.pdf